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5感想 何に絶望したの? (23・24話)

なぜか最近はまってしまったプリキュアシリーズについてだらだら書いてみようかと思っています。

2024/0112345678910111213141516171819202122232425262728292024/03

自分と瓜二つの存在に色々言われたらそりゃトラウマになるわw
でも、人間の心って悪い意味で単純じゃないけど、いい意味でも単純じゃないと思う。

今回は特に自分なりの解釈で感想書きます。他の方が抱く感想とは著しく違うかもしれません。


☆それって今更じゃ…?
5組が全滅するこの話。実は最初微妙に納得できない箇所がありました。それはのぞみを抜かした4人の絶望へと至る悪夢です。
全員、最終的には絶望の仮面をかぶせられてカリオストロの城よろしく深い穴にポイされる展開です。で、この仮面とやらは希望が残っていると使えないらしい。
のぞみの絶望の理由は単純明快。仲間達が絶望仮面でコントロールされてたった一人の絶望状況に追い込まれたからです。これは十分に納得できました。全員が囚われたこと知ったのぞみは皆を助けようとして、この地獄を叩きつけられたのだから、これは理解できる。

問題は先に攻撃されて負けた挙句に悪夢見せられて絶望した四人。
初の超獣形態のギリンマ君+初カワリーノで2人*2で交戦した。負けたのは仕方がない。でも、問題はその先。私個人としては、あの悪夢、あの己の闇で絶望すると言うのが最初のときはどうも納得できなかった。なぜならあの4人にとって、あの闇は既にプリキュアとなった際に解決済みであるはずだから。

個別のケースで述べてみると
・りんちゃん
ロリのときの自分自身にのぞみといるとロクなことがない。いなくなれば良いと思ったことない?と悪魔のささやき。
さて、りんがプリキュアとなったときになんと決心したのか?
(本当に怖いのは…のぞみがいなくなること!)

・うらら
鏡の中のダークうららに女優とプリキュア両立無理。友達なんか出来なくなったって構わないと思ったはずって悪魔のささやき。
そううららは最初は一人でい続ける決心をしてたはず。それを問答無用にこじ開けに来たのは誰か?その誰かを助けたい一心で「引き返した」のではなかったのか?

・こまちさん
こまちちゃん人形こええwは置いておいて、仲裁に入ったら優柔不断っていわれて可哀想だから、このお花畑で一緒にいようと怪しい勧誘。
これなんて一番納得いかないw親友のかれんに優柔不断といわれてショックだったのは分かる。でも、それならりんちゃんと同じ様にかれんへの恨み節にならないとおかしい気がする。それに彼女のプリキュア参戦の動機は自分の夢を応援してくれたのぞみを応援したいことだった。のぞみは喧嘩の原因作り、その彼女の仲介のせいで親友と衝突した。でも、これでお花畑に引篭もるほどの絶望に至るのか?ぶっちゃけ、ナッツの辛口感想のほうがはるかに心地よい絶望っぽかったがw

・かれんさん
なぜか生徒会室で自分から本当の友達なんていない。あなたは優秀だから一人ぼっちと今更な発言w
これでは変身失敗時のかれんより後退してる気がするw少なくとも、その時からこまちがいた。その後、のぞみが来て彼女の世界がさらに広がった。のぞみが見抜いたように、彼女は表面上は自立した誰の助けが要らないような人物に見えても(そう自分が思い込んでいたとしても)歳相応の脆さと共に優しさを持つ少女でした。


五人の絆が揺らいだとき、自分達の出発点に舞い戻ってしまって疑問を持つことはあるでしょう。悪夢の中で自分自身から闇を告発されてショックなのも分かる。でも、かれんの変身失敗を思い出せば分かるように、本来は生半可な気持ちでは蝶に選ばれない、いや、選ばれたように見えて自分で選ばないとプリキュアになれない。例え喧嘩しようが自分と同じ姿をした悪夢に指差されようが、その決意が全て白紙になるには思えない。のぞみがあの状況でも少しは抵抗したように、絶望しないとかぶせられないと言うなら、4人の落ちる描写には違和感を感じる。



☆本当は何が絶望だったのか?
さて、仲良く穴に落ちた五人はいつもの学食に似た空間で仲良く、そして何時までも美味しい物を食べ続けています。中々に絶望もうらやましく思えますw
でも、この時点で先の悪夢と絶望の末のこの状況に齟齬が生じています。この現実とは違う楽園と言える世界に喜びを見出す人がいたとしたら、それは皆を救おうとしたのぞみだけのはずです。他の四人は基本的に他者の排除という願望を悪夢に叩きつけられた以上、この世界で穏やかに仲間達と席を共にすることなどありえない。

で、ここでいきなり話が飛ばして、のぞみだけこの楽園からの脱出を果たします。その際の感想はまた別記事でw
楽園へと再突入して皆を助け出そうとするのぞみ。
語りかけると四人一緒に虚ろな目でこちらを向きます。中々に怖いです。
一緒に戻ろうと言うのぞみを彼女たちは拒絶します。ここで違和感が最大になります。
「ごめん、帰れないよ」「私、怖いんです」
「自信がないの」「もう無理だと思う」
ここにいるのは自分ひとりになろうとした少女達ではない。のぞみを拒絶しつつも、実はこんな仲間達と笑っていられる楽園のような世界に居場所を求める、そして心が悲鳴を上げ悲しみに打ちひしがれた弱々しい心をあらわにする少女達の姿だ。
仲間達の言葉に泣きそうになっても、決意を瞳に宿して手を伸ばし言葉を発すのぞみ。この表情の変遷が素晴らしい。惚れる。話が逸れた。

「無理じゃないよ。五人一緒なら無理なことなんて何もない。何でも出来るんだよ」
ここに悪夢に見せられた闇を追い払うような強さは何もない。ただあるのは仲間達に励ます優しさのみ。
のぞみが差し出した手を恐れつつも触れるりんとうらら、その二人と手を繋ぐかれんとこまち。
「あったかい…」「なんだか、ほっとします」
「五人で手を繋ぐのなんて初めてね」「不思議、不安が消えていくみたい」
あったかい、ほっとする、そして不安。カワリーノが見せた悪夢たちの言葉はそろって他者との関わりを否定したが、彼女達はのぞみの優しさと暖かさを彼女の手から受け取り、安堵していく。以心伝心。
「みんなごめんね、私、いつも迷惑かけて、みんなに支えて貰ってばっかりで…」

「…何言ってるのよ、支えてもらってるのはこっちだよ」
「私達こそ、ごめんなさい」
「気持ちのどこかで、お互いに甘えていたと思うの」
「だから、みんなバラバラに…でも、またこうして一緒になれました」
ここに自らの闇への解決などない。ただ単に一度切れようとした絆を取り戻したことを喜ぶ5人の姿があるだけだ。
彼女達の本当の絶望とはのぞみと一緒。喧嘩し、悪夢によって孤立を欲す自分の存在を知らされ一人になることを強制されようとした、絆が切れようとしたことこそ本当の絶望だったのではないか?
だから、個々の闇の解決などに意味はない。五人が手を繋いで互いを感じ、謝罪の言葉を交し合う。これで十分だったのだろう。

「じゃあ、これからも一緒にいてくれる?」
「もちろん!」
「一緒に夢を追いかけよう!」
「Yes!」
彼女達の掛け声Yesには強制ではない、私は貴方の言葉に納得し、同意し、行動しますというような意味をスタッフが込めていたそうな。中々にステキなお言葉である。自分と仲間達との信頼と繋がり。どのプリキュアシリーズにも共通するであろうプリキュアたち最大最強の力の源泉に通ずる言葉に思えます



☆分かってないカワリーノさん
本来、彼女達がプリキュアになったのは他者との関わり合いの結果である。誰かのためにと言う動機のために、誰かと一緒なら戦っていける、誰かのために助ける、誰かの夢を応援などなど。
最初の出発点が人同士の結びつきであった以上、その時点で彼女達は既に悪夢の闇に打ち勝っていたとも言える。

絶望の仮面を打ち破り、脱出を果たした五人はギリンマとカワリーノとの戦闘に突入するが、再び、カワリーノは彼女達を惑わそうとする。

「あなたがそんな目に遭うのも、そのお友達のせいですよ?」
「どんな目に遭ったっていい!私はのぞみと一緒にいたいのよ!」
一緒にいるから時に喧嘩する。時に傷つけ、傷つけられる。そして一緒にいるから支え合っていける。共に馬鹿やって笑っていける。だからこそ、彼女はのぞみを守りたいためにプリキュアになった。彼女は最初からぶれていない。

「仲間など見捨てて逃げればよかったものを、もう貴方の夢は叶いませんよ」
「私は絶対に仲間を見捨てたりしないし、夢を諦めたりもしない」
のぞみと出会う前のうららなら、カワリーノの言葉に頷いたかもしれない。でも、のぞみと友達になった時点で一人ではなくなった。一人で頑張ると言う殻をかぶる必要はない。
彼女はこれからプリキュアと女優になると言うヘビーな日常を繰り広げるだろう。しかし、自分を応援し、その姿を見て自分に成長をもたらすであろう仲間の存在は、既に彼女にとって欠かせない一部となっている。

「また仲間のために損な役回りですか?」
「それがこまちの優しさよ!私が一番よく分かっているわ!」
「一人ぼっちの貴方に何が分かると言うのですか?」
「かれんは一人じゃない!私も皆もいるわ!一人のなんか絶対させない!」
こまちにしてもかれんにしても元からの親友同士。互いの良し悪しも理解していたはず。ここの二人の台詞からはその信頼の深さと同時に傷つけ、欠点を受け切れなかった互いへの謝罪と言う意味もあるのかも。
「気持ちのどこかで、お互いに甘えていたと思うの」という先のこまちの発言はその親友ゆえの惰性ゆえに喧嘩した二人(まあ、他の皆もですが)を上手くあらわした言葉でしょう。
そして親友だからこそ、互いの弱点にもなり得る個性を大声で擁護できる。よく分かっている、とこまちの個性を認めてあげる。例え一人でも、自分達がそうはさせないと宣言できる。親友が認めてくれてるし、仲間達もいる。もう怖がることなどない。


カワリーノさん、惑わそうとして実は彼女達の決意を深めさせているだけですよ?w
カワリーノさんは人の闇を見せれば絶望すると思っていたのでしょう。確かに、ここで問答繰り広げた4人には、悪夢で見せたような闇があったのかもしれない。
しかし、その闇は裏を返せば、彼女達がプリキュアへとなった要因へと早変わりする。
悪夢(カワリーノ)の言葉は心抉る刃になるが、時には彼女達の心を強くもさせる。
一人でいいじゃないと悪夢がささやいたとしても、既に仲間と共にあることが強みとなってる彼女達を逆に奮起させてしまう
心の闇の面は刺激できても、それは光の部分も浮かび上がらせてしまう事でもあるのだ。
ある意味、この時点でカワリーノ氏の限界が見えていたのかもしれない。


長くなったの、のぞみとココの事などは次回の記事で


続く
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2014/05/30(金) 17:55 | | #[ 編集]
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