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5感想 のぞみ解剖学その3(30話)

なぜか最近はまってしまったプリキュアシリーズについてだらだら書いてみようかと思っています。

2024/0112345678910111213141516171819202122232425262728292024/03

のぞみさんの問題点が明らかになるお話といえばお話なんですが、ミルクメインのお話でもあります
☆『俺はプリキュア失格!?』
今日もナッツハウスでチョコレートの奪い合いをしているのぞみとミルク。子供以下の光景である。
まあ、周りの人間は慣れたもんですが、さすがに店主のナッツは一喝します。フンとそっぽ向く二人。ケンカしたドラえもんとのび太のような光景です。

どうやらのぞみのチョコをミルクが取ってしまったらしく、のぞみはカンカンに怒っています。早く食べないのが悪いとミルク。
うららがフォローに入り話題を変えます。新話題はパルミエ王国のお世話役について。ミルクがうれしそうに語ります。内容はどうやら王様の秘書+役人みたいなものらしい。厳しい競争もあるとの事。そのあたりがきつい性格の元か?
「勝手に人のチョコを食べちゃうような人がお世話役見習いだなんて、パルミエ王国も随分人手不足だったんだね」
正論である。だけど、彼女のパルミエ王国へも忠誠心は本物です。侮辱されたと思って怒ります。
「パルミエ王国の話じゃなくて、ミルクがお世話役に相応しいのかって話じゃない」
図星だったのか、ミルクが沸騰します。
こいつは修羅場の予感だぜ。

「ミルクは小さい頃からずっとお世話役になることを夢見てきたミル!のぞみこそ、将来の夢もないくせにえらそうに言って欲しくないミル!」
「夢ならあるもん!ココたちの国を蘇らせる…」
「それは王国みんなの願いミル!のぞみ個人の夢じゃないミル!」
肌の色でよく分からないけどミルクは汗かいてる。いいねえ、自分で止められない感情の発露。
「自分の夢も持ってない人に王国の未来を託したくないミル!そんなんじゃ、プリキュアになる資格がないミル……のぞみはプリキュア失格ミル!」
ガーン!状態ののぞみ。


★自分からの指摘
まず、このお話。ミルクがチョコを取った以上、ミルクが悪い。それは確実。
たぶん、ほとんどの視聴者が「ミルク、言うに事欠いて何言ってんじゃ!?」という感じでしょう。私も同じです。

「勝手に人のチョコを食べちゃうような人がお世話役見習いだなんて、パルミエ王国も随分人手不足だったんだね」
ただ、これに限ってはのぞみがしてはいけない発言。ケンカしてるとはいえ、仲間の夢を貶す事はキュアドリームたるのぞみにはあってはならない。
「夢はとっても大事なものなんだよ。自分がボロボロになっても叶えたい大切なものなんだよ。それを馬鹿にするなんて最低!」(第1話)
ココと出会ったあの日、夢を嘲笑ったギリンマへ向けた怒り、そして自分の夢を目指すココを守ろうとしたことが彼女をプリキュアへと導いた。その後、彼女は何度も誰かの夢を肯定し続け、ココの夢を成し遂げることが自分のために成ると信じて走ってきた。そののぞみがケンカという理由だけで夢を馬鹿にしてしまった。夢を馬鹿にし続けてきたナイトメアの連中と同じであり、それに怒ったミルクはキュアドリームからの指摘だ。これにはケンカでどっちが悪いのかというのは関係ない。
「パルミエ王国の話じゃなくて、ミルクがお世話役に相応しいのかって話じゃない」
誰かの夢を茶化したのぞみがプリキュアに相応しいかって話じゃない。に変換できてしまう。


★夢を持たざる者
「ココの夢を叶えたら、自信が持てる気がする。そうしたらきっといい未来が拓けると思うんだ」(第11話)
のぞみはココの夢が自分のためになると信じ続けて、これまで頑張ってきた。その頑張りがココたちと仲間達を支えてきたといって良い。
だが、それはミルクの指摘通り、誰かの夢に乗っているだけだ。夢を追っていても自身の夢ではない。その自分が賢しげに夢を語ることができるのだろうか?それを突きつけられた。
これは深刻である。夢を追うことを力の源とし、それで仲間達を引っ張ってきたのぞみのとっては全てを崩壊させかねない問題である。


☆アラクネアさん
ナイトメアではアラクネアさんがカワリーノさんから黒い紙を受け取ってしまった。ブンビーさんガクガク
(ナイトメアに関してはいずれw)


☆ケンカした者達
のぞみは帰ってしまったようです。みんな心配。ミルクも部屋に閉じこもってしまったようです。
うららはのぞみとミルクが、ちょっと前までのりんちゃんとかれんさんみたいですと。二人は同時に否定。相性よすぎだろ。かれんが上を見るとミルクが覗いていました。すぐに隠れてしまいましたが…

一方、帰宅して自室のベッドで横になってるのぞみ。ミルクを傷つけたことを後悔しています。ピンキーキャッチュを眺めながら、やはり自分は失格なのかと悩みます。外してケースへ収めてしまいます。

☆かれミル
同じく自分の部屋で塞ぎ込んでいるミルク。そこへかれんさんがチョコを持って訪れます。いらないとミルクは拒否しますが、かれんさんはなんのその
「一緒にいるとケンカしちゃうときもあるけど、のぞみがいないと大好きなチョコレートも美味しくない…そうでしょう?」
やっぱ5すごいわ。この頃からお菓子の国と同じこと言ってる。人の繋がりで世界が変わること訴えている。余談でした。

もう後悔オーラバリバリなのにのぞみがいなくて清々したと言いますが、かれんさんはのぞみに居て欲しいと話します。小さい頃から両親とはなれていたけど、心配かけないために寂しいといえなかったかれんさん。しかし、本当は寂しかったことをのぞみと出会ってから口に出せるようになったようです。
「あの子には人を素直にさせる力があるのね」
「人を素直にさせる力ミル…?」
「そうよ、ミルクも自分の気持ちを全部のぞみにぶつけてみたら?きっと解り合えると思うわ」
しかし、夢を持っていないのぞみには自分の気持ちは分からないとミルクさん。あー…なるほどね。
でも、かれんさんも自分も夢を持っていないことに伝えます。彼女は夢に向かって頑張ってるこまちやうらら、そしてミルクは凄いと思うし、のぞみやりんみたいに今を頑張りながら夢を探してるのも素晴らしいと言います。そしていつか自分も同じ様に夢を見つけたいと…
夢を持ってる一生懸命な者、夢を持っていなくても一生懸命な者。両者はきっと解り合える。かれんさんのお言葉にミルクはようやく顔を輝かせます。


☆アラクネア最後の出撃
ナッツハウスを見つめるアラクネアさん。手には黒い紙を持っています。ブンビーさんが止めにきますが、彼女はもう止まりません。制止を振り切ってナッツハウスに向かいます。


☆戦闘開始
決死のアラクネア。のぞみを抜かした4人は変身して迎撃。でも、後がないアラクネアさんは強い。

☆光るキャッチュ
自宅のベッドでうつ伏せのままだったのぞみ。キャッチュが光っていることに気づきます。

☆ピンチ
4人を一蹴し、コレットをナッツから奪うアラクネアさん。諦めず、力を合わせれば出来ないことはないと立ち上がってくる4人。プリキュアが一人足りないことにアラクネアさんは今更気づきます。顔を歪める4人。再びの攻撃の前に成す術がありません。地面に叩き付けられるプリキュアたちを見下ろしながら、4人いようが5人いようが自分を止められないと宣言します。

☆キュアドリーム
それを大きな声で否定する我らが主人公、夢原のぞみ
「5人が一緒なら、出来ないことはない!」
モフモフ3人はのぞみの下に集まります。のぞみにはまずやらなければならないことがあります。
「ミルク、さっきは酷い事言ってごめんね。私、プリキュア失格かもしれない…」
ミルクも何か言おうとしますが、凄い形相のアラクネアさんがこっちに来ます。
「でも、私はみんなと一緒にパルミエ王国を復活させたい。だから、プリキュアでいたいの!」
彼女はキャッチュを掲げるとそれは蝶へと戻ります。空へと飛んでいきますが、のぞみが左手を構えると、吸い込まれるように戻ってきます。そして再びピンキーキャッチュとなります。変身。
「大いなる希望の力!キュアドリーム!」

キュアドリームになった襲い掛かるアラクネア。モフモフ達を抱えて4人の元へ。
5人になってもアラクネアさんは怯みません。自分には何も手出しできないと強気です。
「何もできないよ…」
あっさり認めるドリームさん
「私はドジだし勉強もできないしスポーツも苦手。まだ自分の将来の夢も見つけてない」
仲間達も驚いています。
「でも、一つだけ心に決めたことがあるの。ココやナッツ、ミルクの夢を絶対叶えてみせる。パルミエ王国を復活させるためだったら、どんな辛い思いも平気だもん!」
パルミエ王国の者達の顔には喜びが、仲間達の顔にはドリームの思いを共有する決意が浮かびます。
さあ、反撃開始です。


★資格
このブログ初めて最初の記事のほうでも書きましたが、私は5がプリキュアになる動機をしっかり描いてるのが素晴らしいと思っています。普通の女の子が非日常の世界に関わっていく理由がしっかりとしていなければ、軸がぶれると思うからです。

今回、のぞみは自分がプリキュアであることに疑問を持ちました。夢を追い続けていた彼女が、実は夢を定められていない事実。そしてミルクの夢に皮肉を言い、傷つけた事実。これは上にも書きましたが、夢を追うことを力にしてきた彼女にとって根底を揺るがす問題です。

でも、アラクネアと戦う仲間達のところに駆けつけた時、もう彼女に迷いはない。
別にミルクに出された問いに、新しい答えを導き出したわけでもない。
しかし、今もココ達はパルミエ王国復活のために頑張っている。仲間達は戦っている。それだけではない、かれんが言ったようにうららとこまちは今も夢を追っている。りんとかれんも夢はないが、今を一生懸命頑張っている。
夢を追い、今を頑張る人達を応援したい。それは一話から変わらぬのぞみの願いであり、プリキュアとなった動機だ。それに偽りなどない。

彼女は今一度、資格を問うためにキャッチュを蝶へと戻した。だが、恐らく彼女は蝶が戻ってくることに一抹の不安も抱いてはいなかっただろう。でなければ、この危機にプリキュアであることを一度放棄するという行為には及べないはずだ。
たとえ今は自分の夢はなくとも仲間の夢を追う。その絶対に譲れないものを貫くために蝶に自分を選ばせた。プリキュアであることを選択したのだろう。


★のぞみにとっての23話
キュアドリームであり、夢の大切さを語ってきたのぞみが実は自身の夢がない。というのはとっても5らしい矛盾と皮肉に満ちた話であろう。5のラストの展開に通じるものがある。でも、このあたり夢をただの憧れや願望という、あやふやなものとして扱っていないプリキュア5の良さでもあろう。

あと今回のお話は構図で見ればトラウマ回の23話と同じ展開だ。
ケンカによって傷つけあい、自分達の絆やプリキュアであることに疑問を抱く。他の4人は23話でそれを経験した。そして自分達の原典である絆と動機を再び再認識する。
今回ののぞみもまったく同じ展開。些細なケンカから互いを傷つけあい、自分の問題を突きつけられる。だが、最終的に第一話と同じ動機で再出発を果たす。

プリキュアに至るところをしっかりと描けているから、迷ったとしても再び立ち上がれる。
このあたりの自然さは5は本当に素晴らしいと思う。



長くなったので、ここで一旦区切ります。



続く
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