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5劇場版感想その5 消えていくダークプリキュア達

なぜか最近はまってしまったプリキュアシリーズについてだらだら書いてみようかと思っています。

2024/0112345678910111213141516171819202122232425262728292024/03

感想を一度書いたんですが間違えてデリートしちゃったw\(^o^)/
ということで結構、間が空いてしまいました。

しかし、鏡の国はやっぱいいですね
お菓子の国もそうなんですが、5の映画は見るたびに受ける印象が違う。
今回もデリートした感想を書き直すうちに別の感想に仕上がってしまった不思議。
とっても内面的に繊細な描き方をしてるからでしょうね。
☆ミルクの小さな反撃
さてコレットを奪われたミルク。ダメージを受けたままでフラフラですが、ココナッツを救出しようと動き出します。ミギヒダリンに手伝うよう言いますが、この映画オリ妖精達はプリキュアだって敵わない、諦めたほうが言いと口走ります。
そこで再びミルク鉄拳(?)が襲います。
彼女はナイトメアに国を滅ぼされ悔しかったと語ります。鏡の国が好きではないのか?取り戻したいとは思わないのか?よく考えるミルと叫んで彼女は単身シャドウの元へ向かいます。

(ちょっとシーンの順番前後します)

一方、シャドウ様は集めたピンキーをどんどんコレットの中に回収していきます。
いい笑顔で絶好調中。短い春を謳歌しています。

そして城の中をシャドウの元へ向かうミルク。
小さい体なので転びかけますが、追ってきたミギリンヒダリンに支えられます。
一緒に行くという二人にミルクは笑顔を見せつつ、付いてくるミルと再び走り出します。


★資格十分
トラブルメーカーで性格も一癖も二癖もあるミルクさん。彼女のせいでピンチになる事も多々ありました。
しかし、このシーンで見られたように、彼女の心はプリキュアに頼り切ってはいない。このシーンでも自分にできる事をしようという精神を持っている。

そしてこの映画たる妖精たるミギリンヒダリンに希望を与えたのはプリキュア達ではなくミルクでした。
・伝説の戦士プリキュアに依存しすぎない精神
・自分にできることを精一杯やろうとする
・誰かに影響を与える

これら輝きを持つミルク。これは実質、プリキュアになった少女たちと同質の輝きです。
そんな彼女が続編たるGOGOでミルキィローズとなり、プリキュアとほぼ同様の奇跡を見せるようになるのは自然と言える事だったように思えます。



☆大好きだから
もはやキュアドリームとダークドリームの戦いは攻守が完全に逆転し、一方的なものに変わっていた。
ドリームの連打の前に防戦一方のダークであったが、渾身のキックを受け地面に叩きつけられる。

何故?と信じられない表情のダークドリーム。あれだけ優勢だったのに、なぜ今度は自分がダウンさせられているのか?
「どうして…?どこからそんな力が…」

赤・黄・緑・青・そしてピンク色と照らす色を変えていく観覧車の下でのぞみは語る。
「大好きだから…りんちゃん、うらら、こまちさん、かれんさん、それにナッツとミルクと…ココ…大好きなみんなのためなら、私、頑張れるから!」
大好きなみんなを本当に愛おしそうに語るのぞみ。この映画で一番可愛いのぞみは間違いなくこの時ののぞみです。言葉で希望を語り、心に迷いない時の彼女はいつも最高の表情を見せます。

ようやく立ち上がって、くだらないとダークドリームは切り捨てようとします。

「大好きなみんなのためなら、私は絶対負けないんだから!」
ビシッとポーズを決めるドリーム。
全く迷いのない敵の姿にダークドリームは呆然とします。

キュアドリームの姿・言葉・もしくは心。そのいずれかに反応したのか、ダークドリームは大きな声を上げます。
「…私には、大好きな人なんていない!うわあああああぁ------っ!?」
激しく慟哭する黒きドリーム。目には涙も流れ出します。



☆ダークルージュの最後
「私は…アンタの力とシャドウ様からもらった力を持ってるんだ!だから、アンタに勝ち目はないんだよ!」
ルージュと対峙するダークルージュには態度にも口調にも余裕がなくなっている。
だが、彼女はいまだに自らが相手より強大である事を信じたい。

だが、目の前に立ちはだかるオリジナルにとって、そんなことはどうでもいい。
「そんなの関係ないわ。だって…友達が私を待っているから!」
「世迷言を言うな!」
共に胸のクリスタルが輝き、力を放出する。

ダークルージュから放たれるのは巨大な炎の鳥。ルージュはタクトを召喚しルージュ・バーニング。
二つの巨大な炎が激突、大爆発。鏡世界は光で包まれる。ダークルージュの悲鳴と共に。


★キュアルージュとダークルージュ
友の為にプリキュアとなった夏木りん。
彼女のコピーはひたすらに友情を弱い心と断じ、自らの力のみを信じ続けた。
それはまさしく正反対の有り様と言えるだろう。

彼女達の戦いと結末はその正反対の有り様に相応しいものになった。
ダークルージュはひたすらに強い口調をルージュに投げ続けた。それはオリジナルを超えようとする意志と共に、ルージュ(自分の姿)にしか興味を示さないダークルージュの方向性そのもの。

一方のルージュは反撃に転じてからダークルージュについては全く言及していない。彼女が奮起した理由は親友が頑張っているから。そして親友が待っているから。
この時の彼女は敵と語りながらも、もう相手のことなど眼中にないのだろう。ただ、ひたすらに親友を思う。それこそ彼女をプリキュアに導いた原点。

自分のみを見るダークに、親友を思うのみのルージュ。二人は最後まで交差する事はなく、闇は情熱の炎に屈する事になる。



☆ダークレモネードの最後
激しい格闘を繰り広げる小柄な二人の少女。だが、ダークレモネードの表情には焦りと怖れすら浮かんでいる。
一方のキュアレモネードは猛攻を続ける。相手の顔面へ襲い掛かろうとした突きの一手は突如、軌道を変えて相手の首を狙う。間一髪避けてダークは反撃するが、それすら回避したレモネードが渾身の一撃を腹部を襲う。

耐えたものの、もはや劣勢は隠しようがない。彼女は最後の手段に出る。
「私の歌でトドメをさしてあげるわ!」
相手の言葉にレモネードは突進して距離を詰めようとするが、一足早くダークレモネードのクリスタルが輝き、その口から咆哮とも悲鳴とも聞こえる衝撃波が放たれる。

周りの柱すら歪める破壊のエネルギー。しかし、その波動の中心にあってもレモネードは耐えるどころか前進を始める。彼女らしくない怒りの感情を撒き散らしながら。
「…歌は…みんなを楽しませる為のもの! そんな風に使うものじゃないわ!」
レモネード・カスタネットを召喚。レモネード・シャイニングが放たれる。
無数の蝶たちは破壊の波動の源に殺到する。今度ははっきり悲鳴とわかる叫び声をあげ、消え去るダークレモネード。黄色のクリスタルが寂しく地面に落ちる。



★キュアレモネードとダークレモネード
5対の戦いのなかで最も過激な反応を示したのがレモネードだろう。
普段は温厚と言える人柄、敵に対してさえ敬語になりがちな腰の低さ等、うららは精神的に安定している人物だ。
だが、ダークに対して見せた彼女の怒りは2年間の彼女の物語を見ても類を見ない苛烈なものだったと言えるだろう。

歌を武器にしたダークレモネード。相手を傷つけ、物を破壊するそれはうららに限らず、人々の抱く歌のイメージとはかけ離れたもの。強いて言うなら、どこかの未来から来た猫型ロボットのアニメに出てくるガキ大将の歌ぐらいだw
それは置いておいて、ダークレモネードは歌を武器として用いた。歌手でもあるうららをコピーしたが故の性能かも知れない。

その事実がうららの怒りを買った。理由はうらら自身が叫んだように歌を破壊の道具として用いたからだろう。
5人の中で一番明確な夢を持ち、実現に対しても一番真摯なのがうらら。
そんな彼女にとって夢へと至る重要な一部分である歌を汚す事は夢を汚される事と同じである。

さらに歌は彼女にとって友情のキーワードでもある。
歌手デビューの回で悩んだ彼女を皆は支えてくれた。そんな仲間達への感謝の気持ちで作詞を書き上げたのが彼女のデビュー曲である『とびっきり!勇気の扉!』
彼女の歌には、彼女が歩んできた夢への道のりの中で仲間に支えられた思い出が詰まっている。
それすらもダークレモネードは汚してしまった。

自分自身ではなく、自分の目指すものと仲間達との思い出を汚したからこそ怒ったレモネード。
ダークレモネードはくだらないと笑った物によって敗北する事になった。



☆ダークミントの最後
「誰だって…誰だって自分さえよければいいと思っている…」
最後の攻撃のために胸のクリスタルからエネルギーを放出するダークミント。そんな彼女を今にも泣きそうな表情で見つめるキュアミント。
「貴女だってそう…自分のことだけ守っていればいいの!」
彼女の訴えている事はキュアミントとは正反対の事。でも、その言葉と口調は敵対心以外の微成分を含んでいるように聞こえる。
「守る力なんて何の役にも立たないのよ!」
ダークミントの最後の攻撃はダークネススプレッドではなく格闘。迫り来る相手を前に静かにミント・リーフを召喚します。前口上がない悲しげな声と共にミント・シールドを展開。

ダークミントの拳とミントのシールド。攻めと守りの力が鬩ぎ合う。
「これは大切なみんなを守るための力よ。守りたい人がいるから強くなれるの!」
そして限界を超えた衝突は破裂し、ダークミントの体を襲った。
悲鳴を上げて倒れようとするダークを駆け寄って抱きとめるミント。

「ごめんなさい…私は貴女この事も守りたかった…」
その言葉に驚きつつも彼女は何も答えない。ただ、涙のみを流してダークミントは消え去った。



★キュアミントとダークミント
ひたすら相手を傷つける力を、仲間などどうでもいいと説き続けたダークミント。
守りたい人たちがいるから、その人を守る為に強くなれると返したキュアミント。
まったくの両極端なことで対立する二人。

相手を倒そうとする力。大切な人を守ろうとする力。確かに対極の力ではあるが、純粋に強大な力という共通項を持つ。結果、守ろうとする力はダークミントを傷つけ、消滅させてしまった。
結局、攻めの力、守りの力とはミントが持つ大いなる力が持ついくつかの顔の露出でしかなかった。

結局、彼女達の争点は自らの力を何に使おうとするかの動機に絞られていたのだろう。
自分のことだけ考えるために、自立の為に力を使うか?
他者を守りたいが為に使うか?
こればかりは彼女達の成り立ちや仲間達との絆が関わる問題だ。ミントの今までの物語が、ダークは自分がコピーだという定めがある以上、交わる事は至難だったのだろう。実際、戦いでしか自分を証明できなかった。

でも、守りたいものがあるのか?というミントの問いにダークは何かを感じ取った。もし、自分にも守りたいものがあったら?と考えたのかもしれない。
ダークとの決着の時の言葉にミントは悲しい顔をした。一歩間違えば、自分もダークのように孤独になってしまったと考えたのかもしれない。
二人とも秋元こまちという感受性の強い少女を起源にもつからこそ、互いへの理解が生まれ始めていたのだろう。
もし、別の形で出会えば、もしくはもっと長く戦い続けていれば何かの和解が見られたのかもしれない。

しかし、それは叶わず、ミントが「貴女の事も守りたかった」という言葉で送別するという関係に到達するに留まった。相手への理解だけでは届かなかったのかもしれない。



☆ダークアクアの最後
「愚かなる者、キュアアクア。これで最後だ」
自らのクリスタルから剣を召喚し、ダークは相手の最後を宣告する。
対するアクアはその姿をしっかりと見つめる。
「ダークアクア、みんなと出会う前の私自身」
その瞳には怒りや憎しみはない。ただ静かに相手の中にかつての自分を見出す。
「私はなんでも一人で出来ると思い込んでいた…本当に愚かだったわ…でも…」
彼女もアクア・リボンを召喚する。剣を取りアクアに向かうダーク。だが、アクアは一人、月の下で瞑目し自分を振り返る。

「でもみんなに…のぞみに出会って…私は変わる事ができた」
そして跳躍し飛び込んでくるダークアクアを迎撃する。今までにない強い意志を瞳に湛えながら。
「だから私は自分を、貴女を超えて行く!」
リボンを剣に変えアクアも突進する。月下の決闘。

飛び込んでは激しく打ち合う二人。白き花畑に激しい剣戟の音が鳴り響く。
速度も力も互角。
再び、跳躍してきたダークアクアの強烈な一撃を受け流し、体勢を崩した相手を蹴り飛ばすキュアアクア。
間髪いれずにアクア・トルネードを放つ。剣を落とし、起き上がったばかりのダークアクアにそれを回避する余裕はなかった。

戦いはダークアクアの悲鳴をもって終焉する。
自分を超えると宣言したアクアは勝利したが、その顔には勝利の余韻も満足感もない。
「みんなと出会う前の私自身」と評したダークアクアの姿と悲鳴を胸に刻み込むかのように、彼女は目を閉じて無人の野に佇む。



★キュアアクアとダークアクア
ダークアクアはアクアを愚かなる者と評した。
自信の力の素晴しさを信じず、役に立たない者達と歩調を合わせるキュアアクア。それはダークにとって侮蔑の対象でしかない。

かれんもかつてはそうだった。5の第5話で失敗した際は他者への思いではなく自らの責任感、つまり自らの世界の中で変身しようとしてしまった。結果、変身は失敗。
感情を制御できずに仲間や親友を傷つけてしまった事もあった。そして悪夢に自らの優秀さ故の孤立を宣告されて言い返せなかった。

だが、そんなかれんに手を差伸べてくれた仲間達がいる。絶望に沈んだ自分を救ってくれた少女がいる。
仲間といるから決して強がらずに自らを出せるようになった。彼女達の希望や夢に憧れさえ抱いた。
だから、もう一人で十分なわけがない。仲間と共にあるから成長できる。

5対の戦いの中、もっともダークに自らを見出したのは間違いなくアクアだろう。相手にかつての自分の姿を重ねた彼女の心には怒りも憎しみもない。
それでも武器を使用し、もっとも激しく戦ったのは二人のアクアだった。それはもう過去の自分には戻らない決別の意志の表れであり、5人の中で最も変化した、過去と相容れなくなったのがかれんであることの証明だろう。

そして彼女は過去の自分を見出したダークアクアを下す。でも、彼女の表情には自らを乗り越えた充実はない。
恐らくは過去の自分の姿を忘れない。もう戻れないがそれを封印することなく、その記憶と共に未来に進む決意が最後の表情にはあったのではないか?



★仮定の世界のプリキュア達
りん・うらら・こまち・かれんの4人は自らのコピーとの決着をつけました。4人が4人らしい結末と共に。

このシーンには5の23話のリターンマッチという意味もあるだろう。
あの時は自らの悪夢に負けて絶望してしまった4人。だが、今回は自分のコピーであり自らの大事なものを否定したり貶めるダークたちをそれぞれが乗り越えていく。

それは24話で再生した彼女達が如何に成長し、如何に絆が強固になったかの証明です。まあ、このあたりは前回の感想でも書きましたが。

逆に言えば、ダークたちは悪夢に負けたプリキュア達のその後の姿を現していたのかもしれない。
友情を信じず、夢も粗雑に扱い、守りたい人もいない、孤独なプリキュア達。
一歩間違えばプリキュア達もそんな悲しい姿になってしまったかもしれなかった。

コピーであり攻撃的で仲間も信じない黒きプリキュア達。それはプリキュア達と起源を同じくする、仮定の世界のプリキュア達を表現していたのではないか?
だからこそ、消えていくプリキュア達の姿に物悲しさを覚えるような描き方をしてるのだと思う。

しかし、5対の戦いで一つだけ、全く違う展開を見せた二人がいます
そこは次回の感想で



続く
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